16日目、夜の列車で朝のハンブルクへ。モールのような駅とカリーヴルスト、赤レンガの倉庫街の夕暮れ
前の晩、夜10時。ルクセンブルクからの長い移動を終えて、ようやくフランクフルト中央駅に戻ってきました。駅を出てから5時間半。「長かったわ、本当に」と、思わず声が出ます。
ここからが本番です。宿に預けていたバックパックを受け取り、腹ごしらえをして、パン屋で翌朝の朝ごはんも調達。乗るのは23時29分発の、ハンブルク行きのICEです。このまま朝まで、列車の中で過ごします。
朝7時、ボロくて長いIC
ハンブルク中央駅に着いたのは、朝7時ごろ。ホームに停まっているICを眺めて、まず出てきた感想が「めちゃくちゃボロい」。どうやらこの列車、コペンハーゲンまで行くらしいのですが、それにしては車両が年季入りすぎています。しかも前後にめちゃくちゃ長い。国境を越える国際列車というより、「普通の車両だろこれ」という見た目です。

朝7時のハンブルク中央駅。白地に赤いラインのICが、ホームの奥までずっと続いている
品川駅の上みたいな駅
朝が早すぎて、顔のコンディションは終わっています。それでも、カメラを回して駅の中を歩きます。
パン屋には、もう朝ごはんを買う人たちの列ができています。お店がずらっと並んでいて、ショッピングモールが駅の構内にまるごと入っているような感じ。日本で言うなら、品川駅の上のあたりでしょうか。しかもこのフロアだけでなく、さらに2階まであるようです。
調べてみると、この商業スペースは「ヴァンデルハレ」と呼ばれる、1991年にできた小さなショッピングセンターでした。2階には、ホールをぐるりと囲む回廊があります。ハンブルク中央駅そのものは1906年の開業で、ドイツでいちばん利用者の多い駅だそうです。

ハンブルク中央駅の構内。大きな時計の下に店が並び、2階の回廊がホールを囲んでいる
これだけお店があれば、何かしら楽しめるものが見つかります。列車の待ち時間がめちゃくちゃ楽しい駅です。とはいえ、いつまでも見て回るわけにもいきません。ひとまず、ホテルに荷物を預けに行きました。泊まるのは駅から歩いて15分ほどの「Prize by Radisson」です。
駅を見下ろす橋の上で
朝8時半ごろには、カフェでひと休み。この日は、ハンブルクの市内交通の切符も買っています。
9時すぎ、線路をまたぐ橋の上から、駅のホームを見下ろしてみました。赤い2階建ての近郊列車が停まり、その向こうには、赤レンガの大きな建物。

橋の上から見下ろしたハンブルク中央駅のホーム。赤い2階建て列車の奥に、レンガの建物が並ぶ
お昼はカリーヴルスト
お昼は、カリーヴルスト。ソーセージにカレー風味のケチャップをかけた、ドイツ生まれのファストフードです。この店のものは、上からさらにカレー粉が振ってありました。フライドポテトとキャベツのサラダが添えてあります。

カリーヴルストとフライドポテト。ソースの上に、カレー粉がたっぷり振ってある
合わせるビールは、ホルステン。グラスに騎士のマークと「HAMBURG」の文字が入っています。1879年に、いまのハンブルクのアルトナ地区で創業したビール会社だそうです。ハンブルクで、ハンブルクのビールを飲みました。
夕暮れの倉庫街
日が暮れるころには、運河沿いの倉庫街、シュパイヒャーシュタットにいました。
運河の両側に、赤レンガの倉庫がずっと続いています。窓に明かりがともり、水面に夕方の空が映っていました。ここは1883年から1927年にかけて建てられた、世界最大の倉庫街だそうです。建物は、オーク材の杭の上に建っています。2015年には世界遺産にも登録されました。

夕暮れのシュパイヒャーシュタット。運河の両側に赤レンガの倉庫が並び、窓に明かりがともる
もう少し広い運河に出ると、遠くにエルプフィルハーモニーが光っていました。夜行列車で着いた朝から、赤レンガの夜まで。ハンブルクでの長い一日が終わります。

広い運河の先に、光るエルプフィルハーモニー。右手には教会の塔のシルエット
この日に出ていったお金:13,469円 50万円の残り:112,764円